(PS4)428 〜封鎖された渋谷で〜 レビュー|実体験世代が感じる「古臭さ」

PS4

シナリオと俳優の演技は高レベルだが、
記憶を消してもう一度プレイしたいほどではなかった。

プレイ時間

23時間

スコア

  • [ストーリー・シナリオ] : ★★★★☆ 4
  • [キャラクター] : ★★★☆☆ 3
  • [世界観] : ★★★☆☆ 3
  • [グラフィック] : ★★★☆☆ 3
  • [ゲーム性・ユーザビリティ] : ★★☆☆☆ 2

[ストーリー・シナリオ]

2010年代の渋谷を舞台にした王道のサスペンスです。
伏線の回収も見事で、サスペンスとしての完成度は高いです。
キャラを切り替えてストーリーを進めていくシステムは、十三機兵防衛圏と似ていますが、こちらの方が元祖です。

特定のキャラ(タマ編、御法川編)のノリが、個人的な笑いのツボや好みに合わない場合、そのパートを読み進めるのが苦痛に感じることがあります。私はダメでした。

[キャラクター]

俳優の演技は素晴らしいです。
基本的には写真の静止画ですが、顔やしぐさだけで臨場感が伝わってくるほどです。

[世界観・グラフィック]

「2000年代の渋谷」をリアルタイムで知っている40代にとって、この舞台設定は絶妙に微妙な設定でした。
明治や江戸なら「歴史」として楽しめますが、10数年前という「中途半端な過去」は、ノスタルジーよりも「古臭さ」が勝ってしまいました。
逆に、当時の渋谷を全く知らない世代であれば、実写による臨場感を純粋に楽しめるかもしれません。

[ゲーム性・ユーザビリティ]

十三機兵防衛を先にプレイしてしまった私にとって、分岐を管理するような仕組みが無いのは減点でした。
また、分岐をやり直すために、既読部分をボタン連打して進めなければならない点も面倒でした。

後半はバッドエンドを回避するためのヒントも無くなってしまい、各キャラの分岐でどこのフラグを立てれば良いのかわからず、これもかなりのストレスでした。

また、このゲームには普通にプレイしていては絶対にたどり着けない隠しシナリオのようなものがあるようです。
やりこんだプレイヤーや、考察好きのプレイヤーがやっと気付ける余地のある遊び要素は好きなのですが、こういった製作者がニヤニヤするための遊び要素は昔から好きになれません。

[総評]

シナリオの質自体は高いものの、現代のゲーム基準で見ると「システム的なストレス」と「舞台設定の中途半端な古さ」が、没入感を阻害してしまいました。
クリア後にサイドストーリーのようなものも読めるようになりますが、私はそこまでハマれなかったので読んでいません。
記憶を消してもう一度やりたいかと聞かれたら・・やらないかな。

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