ストーリーは悪くなく、キャラクターも良かったが、グラフィックやシステムが古臭く、PS4のゲームとしては厳しい。
プレイ時間
33時間
スコア
- [ストーリー・シナリオ] : ★★★☆☆ 3
- [キャラクター] : ★★★★☆ 4
- [世界観] : ★★★★☆ 4
- [グラフィック] : ★★☆☆☆ 2
- [ゲーム性・ユーザビリティ] : ★★★☆☆ 3
[ストーリー・シナリオ]
インターネット上では「感動する物語」として頻繁に名前が挙がる本作品。昔から気になっていたのでプレイしてみました。
シナリオは良かったのですが、泣けるほどの感動ストーリーかと言われると、ファミリー向けの作品ということもあり、子供でも理解できる感動ストーリーというレベルで、残念ながら最近の大人向け作品と比べてしまうとストーリーの厚みは薄いです。
ただ、いくつかグッとくるシーンもあったのは確かで、個人的にはスサノオのおっさんが奮闘するシーンは、同じおっさんとして胸に来るものがありましたし、最後も画面の前でちびっこさながらに「がんばえー!」と叫びたくなるようなシーンもありました。
[キャラクター]
2000年代中盤のPS2黄金期を象徴する、コミカルさとシュールさが同居したキャラクターたちで、どこか懐かしい感じがして個人的には好きでした。
セリフを一切しゃべらない犬が主人公という点でも、今なお唯一無二の存在感を放っていると思います。
[世界観・グラフィック]
一番つらかったのはグラフィックです。本作は「リマスター(解像度の向上)」に留まっており、内部の描画エンジンはPS2時代のままです。そのため、高精細なモニターで見れば見るほどポリゴンの角やテクスチャの密度不足が目立ってしまいます。
また、カリング(描画の省略)の範囲が当時の基準のままなのか、遠景が不自然に真っ暗で描画されない点も、オープンフィールドに近い現代の探索ゲームに慣れた目には違和感があります。
ライティングの設計が古いためか全体的に暗く感じます。ストーリー上、穢れた暗い土地を浄化して明るい土地に変えていくのですが、浄化後であってもなんだか画面が暗いと感じられてしまいます。
ただ、荒れた土地を解放した際に草花が咲き乱れるお約束のシーンだけは、演出的に美しいと感じられる唯一のシーンでした。
[ゲーム性・ユーザビリティ]
筆を駆使して戦ったり、ギミックを解いたりするのは、初めは斬新に感じて楽しかったのですが、最後まであまり筆のバリエーションが無く、途中から作業感が強くなって面倒に感じてしまいました。
オートセーブではないのも当時の仕様としては仕方がないですが、今は色々なゲームを並行してプレイするスタイルも多い中、すぐにやめられないという状況は、無駄に時間を取られてしまいストレスを感じてしまいました。
[総評]
キャラクターも個人的には好きでしたし、ストーリーも期待したほどではなかったにせよ、悪くなかったのですが、やはり骨格が20年以上前のゲームであるため、グラフィックの荒さやシステム的な古臭さが足を引っ張ってしまい、厳しく言えばレトロゲームです。PS4のゲームとしては厳しい。
PS4版ではタッチパッドで筆を操作できるということで、我が家の愛犬を膝に抱いて、肉球でタッチパッドをなぞってもらうという画期的な遊び方も試してみましたが、彼女には不評でした。おかしいですね。
嬉しいことに、続編の製作が決まっているようなので、令和版の大神には期待したいですね。

